ダイソンの掃除機はなぜ人気があるのか?

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ダイソン掃除機登場

1990年代にダイソン社は業務用にも見える独自のメカニズムを採用した掃除機
を発売しました。

日本で一般に知られているイギリスの家電メーカーは少なく、そういう意味でもダイソン社ってなんだろうと気になる存在となっていきます。

コマーシャルの影響もあり高価でありながらダイソンの掃除機は売れていきました。

そんなことから、なぜダイソンの掃除機は人気があるのか疑問になり調べてみました。

創業者、ジェームス・ダイソンとは

イギリスのメーカーであるダイソン社は2004年6月に独自のサイクロン(遠心分離)方式の小型モデルの掃除機(DC12)を8万円と高額な価格で市場投入しました。

それまでのモデルに対し、日本市場を意識して高速デジタルモーターを採用し本体を軽量化、小型化して収納性を高めたのです。

それから急減に日本での売上が拡大し、ダイソン掃除機はその強力な吸引力と紙パックを不要とするメカニズムの宣伝によりアピールし人々の心を捕らえました。

この掃除機を発明したダイソン社の創業者であるジェームズ・ダイソンは、いつも、あらゆる製品をバラバラに分解しては、「何故こうなるのか?」と自問自答しながら、モノの仕組みや構造に強い興味をもっていたそうです。

あるとき、近くにあった製材所の木材置き場にあった巨大なサイクロンが空気の流れからおがくずを分離し集塵室に集められる様を見て、掃除機の紙パックの目詰まりを解決できないか考えたのです。

その結果、5年の歳月を経て紙パックを使わず吸引力が落ちない掃除機を生み出しました。

数年後、ジェームズは日本にて念願のデザインのライセンスを取得します。1993年には、それまでに得た収入をもとにジェームズ自身の名前で掃除機-DC01を製造しました。

ダイソンの製品の特徴

ダイソンの現製品には、より小さい複数のサイクロンが搭載されています。これがさらに強力な遠心力を生み出しミクロのゴミもより多く取り除くそうです。

従来の掃除機は車輪が本体に固定されており直進しかできないのに対して、ダイソンの掃除機はボールの上に本体を載せることで、ボールの接点を軸にして操作できるので、自由自在にあらゆる方向に進むようにされています。

モーターにも特徴があります。ダイソンのデジタルモーターはマイクロチップで制御されており、1分間で104,000回もの超高速に回転します。このデジタルモーターは従来モーターに比べサイズも重量も約半分となっています。

カーボンブラシや固定された磁石がないため、カーボンダストを空気中に排出することもないとされています。

さて現実は

従来の掃除機にはないSF的なデザインと色合いとともに、「吸引力が変わらないただ一つの掃除機」という宣伝があまりに印象的でした。

しかしダイソンの製品は大きくて高価です。肝心な吸引力ですが際だって高い能力があるというわけでもなく、音がうるさい問題もあります。

結局、性能はともかくとして、ブランド力とデザインによりダイソン製品のイメージができあがってしまった感じです。

さいごに

ダイソンの掃除機に限らずブランド力で売上を維持している製品はたくさんあります。特に性能的にそれほどの差異がないとしたらいかにブランドを構築できるかが重要なポイントとなりそうです。

そのためにはネーミング、デザインおよび宣伝文句が人々を惹き付け魅了するものである必要があります。

一方で消費者としては宣伝だけにとらわれると本当に必要とするものが得られないかもしれません。

ブランド、デザインを取るか、中身を重視するか人それぞれでしょう。いずれにしてもイメージが一度強烈にインプットされるとそれだけで価値が形成されてしまうことがダイソン掃除機をとおして感じられます。

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