街も綺麗にしよう!日本で行われている清掃活動

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私達は、日常的に掃除をします。家の中を散らかしたままにしていれば、カビやダニが発生してハウスダストアレルギーを引き起こしたり、花粉症などの他のアレルギー症状を悪化させたりと健康にも影響がありますし、整理整頓が出来ておらず不潔な部屋だと来訪者に悪い印象を与えることもあります。

そのため、私達は面倒だと感じながらでも自宅の掃除に取り組みます。武道や仏教などでは、掃除は心を磨く修行の一つだと言われています。皆様も、掃除をした後に清々しい気分を味わった経験はあると思います。

普段は、自宅の掃除しか目を向けられないと思いますが、時間など余裕がある時には、街の清掃作業に参加してみてはいかがでしょうか?今回は、街の清掃作業について特集していきたいと思います!

街の清掃作業に参加してみよう!

街の清掃作業と一口に言っても、自治体が企画しているもの、企業が企画しているものなど様々な清掃作業があります。町内会でも、定期的に清掃作業を行事として企画していることもあります。

企画している団体によって目的は様々ですが、どの清掃作業にも共通して言えるのは、その場所を綺麗にして、管理者、周辺住民、来訪者が気持ちよく使えるようにするために行われているということです。

綺麗な街を歩いて嫌な気分になる人は、いません。綺麗な家で過ごしていると気持ちがいいように、街が綺麗だと過ごす時にも心地がいいものです。普段は、そんなに気にしていなくても、街の清掃作業に参加してみると、そのゴミの多さに驚くでしょう。

そして、ゴミを拾って集めて街が綺麗になると、達成感に満ちて、清々しい気分になれるでしょう。エコや自然環境の保護に興味のある方も、そうでない方も、時間に余裕がある時には清掃作業に参加すれば心が磨かれ、学ぶこともあるのではないでしょうか。

街の清掃作業に参加するために簡単なのは町内会や地元の自治体が企画する清掃作業に参加することですが、最近では地域でのコミュニティも少なくなり、清掃作業に参加しようと思っても、参加できる清掃作業を探すことから始めなくてはいけないことも多いです。

そこで、ここからは以下にいくつかの清掃作業をご紹介します。

ひろえば街が好きになる運動

この清掃イベントは、テレビのコマーシャルでも宣伝されているのでご存知の方も多いと思います。"ひろえば街が好きになる運動"は、日本たばこ産業が2004年から各地のお祭りやイベント内で自社のイメージを出して行っている清掃イベントです。

紙巻きタバコの消費者による路上喫煙やポイ捨ては社会問題であり、街を歩く時に地面を見ていると吸い殻が落ちていることも多いです。このことから、歩きたばこによる受動喫煙、吸い殻のポイ捨てに対して市民から苦情が寄せられ、各地で路上喫煙等禁止条例が施行され始めた時期に、日本では各企業がマナーについての自社のイメージを使った広告や自治体への自社のイメージである灰皿の無料提供などと共に、地域の事業所、営業所、タバコ店、学校などと連携して清掃イベントが始められました。

日本たばこ産業は、"拾うことを通じて捨てない気持ちを育てる"ことを目的として、このような清掃イベントを企画しています。イベントでは、イベント会場に自社のイメージを出した拠点を設けてスタッフが清掃活動への参加を促し、参加者にはトングやゴミ袋などの清掃用具を貸し出し、JTのオリジナルグッズやJT製品の飲料などを記念品として提供しています。

この運動には、2004年から2008年までの期間で690665人が参加し、345.4tのゴミを回収しました。また、この運動は、社団法人日本イベント産業振興協会が主催する「日本イベント大賞」で第2回に大賞を受賞しました。

国際海岸クリーンアップキャンペーン

この清掃イベントは、あまり聞き慣れないものですが、アメリカのNGO団体"オーシャン・コンサーバンシー"の主催で1986年から始まったゴミ拾いキャンペーン活動です。この活動の特徴は、一つの国や地域のみで行われるのではなく、世界中で同じ時期に実地されるところです。

開催される時期も同じで、拾ったゴミに関しても共通の方法でデータも収集しており、現在行われている清掃イベントの中でも、一日で行われるものの中では、参加国は91カ国と世界最大規模の清掃イベントです。

テレビでは、海岸に打ち上げられたゴミの特集や海に捨てられたゴミによる被害の特集が組まれることがあります。海と聞くと青くて澄んでいる綺麗な海をイメージしがちですが、実際には海岸のゴミは増加しており、アメリカでは毎年約5%の割合で海岸のゴミが増加しています。

海は世界中と繋がっていますから、自分の国が気を付けていたとしても、他の国ではゴミを海に捨てていたとすれば、そのゴミは世界中の海に散らばります。ですから、海のゴミ問題は世界中が考えなければいけない国家規模の問題です。

日本では、クリーンアップ全国事務局が主催しており、1990年から毎年春と秋の2回、キャンペーン活動が実地されています。この運動で集められたデータは、ゴミを出さない社会の仕組みを提案するために活用されます。

表浜ブルーウォーク

拾えば街が好きになる運動と国際海岸クリーンアップキャンペーンは、一日で行われる清掃イベントですが、"表浜ブルーウォーク"は数日にわたって実施される清掃イベントです。

このイベントは、愛知県豊橋市の学生が中心となって始まったもので、愛知県と静岡県の県境からスタートして、ゴールの伊良湖岬灯台を目指し、50kmにもわたる表浜海岸の清掃活動をします。

愛知県豊橋市と田原市にまたがる表浜海岸は全長約50キロの弓状の海岸で、全国的にも珍しいです。この海岸は、アカウミガメの産卵地としても有名で、自然豊かな海岸ではありますが近年では近隣市街の河川や遠洋から漂着するゴミの増加により、景観の悪化や、生物がゴミを誤飲してしまうといった影響が懸念されています。

国際海岸クリーンアップキャンペーンと同じく、海のゴミは深刻な問題であり、解決するためには一人ひとりのライフスタイルや意識の改善が必要になります。このような観点から、表浜ブルーウォークが始まったのです。

2007年には第1回ブルーウォークが開催され、参加者は約100名でした。その翌年には約300名、2009年には参加者は600名を超える規模になり、現在は"虹のとびら"が主催しています。

この活動は、毎年8月上旬に開催されています。10日間にわたって海岸を歩きながら清掃作業をするのですが、全日程に参加できない方でも参加機関を選ぶことが出来るので、半日から参加することが出来ます。

活動が実施される時期は真夏ですので、清掃を行う時には水やテントなどを備えた装甲車によるサポートもあります。また、数日間にわたって参加をする場合には、宿泊しなければいけないのですが、地域の民家、公民館、廃校などを宿泊施設として利用するため、参加者の金銭的負担は低いです。

また、活動期間中には、海岸や地域の問題についての勉強会、ゴミを利用したイベント、参加者同士の交流会など、様々なイベントを開催されています。2009年には、砂とゴミを利用したアートや清掃中に拾ったペットボトルと参加者から募って集めたキャンドルを利用したイベント、NPO法人表浜ネットワークによる"表浜海岸とウミガメについて"の講演会が開催されました。

このキャンペーンでは、ゴミ拾い以外にも、回収したペットボトルのキャップから得られた利益を開発途上国の子どもへのワクチン代として寄贈するエコキャップ運動も行われています。

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