仏壇と神棚の掃除方法

このエントリーをはてなブックマークに追加

現代の日本では、"無宗教"と呼ばれる人々が増加しています。しかし、自分は無宗教であると自覚していても、仏壇や神棚がある家庭は多いです。日ごろから信心深く仏壇や神棚にお参りしていなくても、ほこりや汚れは自然に溜まっていきます。

日常的に神棚や仏壇にお参りをしていると、その時にちょっとした汚れに気付いてその場で軽めのお掃除をすることもあるので、ひどい状態になることは少ないでしょう。しかし、普段気にかけていないと汚れを気付かずに放っているのと同じことですから、沢山汚れてしまっていることも多くなります。

年末に大掃除をするのならば、お部屋の掃除と同じように仏壇や神棚も掃除して綺麗にしましょう!今回は、仏壇や神棚の掃除について特集していきたいと思います!

年神様をお迎えするためにも神棚や仏壇も大掃除しよう

世界では、年末にはニューイヤーイブパーティーを楽しむことはあっても、年末に大掃除をする習慣がある国は少なく、日本以外には数カ国しかありません。日本では、大掃除は年末の恒例行事となり、小学校でも12月には学校のお掃除を行うところも多くあります。

ご家庭でも、クリスマスが終わってから大掃除に取り掛かる方が多いです。現代では、年末の一番慌ただしい時期に行うのが習慣のようになっていますが、江戸時代には12月13日は江戸城の"すす払い"の日として決められていました。すす払いは、現代で言うところの大掃除のようなものです。

しかし、この"すす払い"は、ただ掃除をするというよりも、神棚や仏壇の掃除をして、江戸城内を清めて仏様に感謝をしたり、年神様をお迎えする準備として行われていた行事です。すす払いは信仰の一種として始められたものですが、"新年を気持ちよく迎える"という意味が残り、現代に大掃除の習慣が残っているのです。

神社仏閣では年末に神事として大掃除が行われていることも多いですし、ご家庭でも神棚や仏壇の掃除をされる方もいらっしゃいます。新年を気持ちよく迎えるためには、神棚や仏壇の掃除は大切なのです。仏壇や神棚には壊れやすいものも多いので、掃除をする時には気を付けて行いましょう。

仏壇の掃除道具と掃除の基本

仏壇や神棚の掃除は、お年寄りと一緒に暮らしているとお年寄りに任せてしまうことも多いですよね。しかし、自分でも掃除の仕方や道具などを知っておかないと、お年寄りが掃除することができなくなった時に困ってしまいます。

まずは、神棚や仏壇の掃除をする時に使う道具について見ていきましょう。掃除に用いる掃除道具としては、仏壇の灰をふるうために使う灰ふるい、もしくは目の細かいザル、仏具を磨くための磨き剤、ほこりを落とすための綿棒、毛筆、毛ばたきなどが挙げられます。

仏壇の掃除方法

次に、仏壇の掃除方法について見ていきましょう。仏壇には金箔や漆塗り、彫刻など繊細なものが沢山乗っていますので、注意深く掃除するようにしましょう。また、汚れがひどい場合には、自分で掃除するのではなく、仏壇店に特殊クリーニングを依頼するした方がいいでしょう。

神棚や仏壇は木で出来ていますので、基本的に水は使いません。一般的な掃除方法は、毛ばたきでほこりを払って、乾拭きをする方法です。大掃除中に仏具などを手で触れると油脂によってシミができる恐れもありますし、金箔の部分は指紋が残りやすいので、白手袋をして掃除をすることをオススメします。

まず、仏壇の扉を開けて仏具を取り出し、大掃除しやすいように準備をします。仏壇や仏具を素手で触ると思わぬ傷ができたり指紋が付くこともありますので、白手袋を着用しましょう。

仏具を取り出したら、はたきの作業をします。毛ばたきをかける時には、上の方から行います。仏壇によっては内部に複雑な彫刻が施されている場合がありますが、その際には隅々まで綺麗にはたきながらも傷が付かないように注意しながらはたくようにしてください。

木の部分や漆の部分にこびりついている汚れは、固く絞った柔らかい布を使って軽く拭き掃除をします。拭いた後には、すぐに乾いた布で水分を拭き取ってください。拭き掃除をする時には、剥がれたり指紋が残る恐れがありますので、金箔や金粉の部分には絶太に触れないように注意しましょう。

ロウソクや線香のススによる汚れは、専用の洗浄液を使って落とします。そして、最後に乾拭きをして水気を完全に取り除きます。掃除が終わったら、引き出しなどはしばらく開けたままにして風通しのいい状態にしておきましょう。

仏壇を掃除する時の注意点

仏壇に使われている金は、柔らかくて傷つきやすい素材です。金箔は薄く延ばして作ってありますから、少しこすっただけでも傷が付いたり剥がれたりしてしまいます。傷が付いたりした場合には、金箔を再度押し直すか拭きつけるしかありません。ですから、金の部分を雑巾でゴシゴシ拭いてはいけません。

金は大変デリケートな素材ですから、毛ばたきでほこりを払う程度にして、普段でも金の部分には触れないように十分注意が必要です。螺鈿も薄い貝殻を張り合わせたデリケートな部分ですので、毛ばたきで払う程度にしておきましょう。

お寺では年末に仏具のお手入れをする"おみがき"という行事を檀家が集まって行うところも多く、仏具はゴシゴシと磨いて掃除するものだと思えてしまうかもしれませんが、磨き剤を使って家の仏具を磨くには注意が必要です。

仏具には材質によっては磨き剤が必要なものと、磨き剤を使用してはいけないものがあります。例えば、真鍮製の仏具ならば磨いても大丈夫です。磨く時には、手にゴム手袋をはめて、古い布などに金属磨き剤や仏具専用の磨き剤をつけて丁寧に仏具の表面をこすりましょう。複雑な形をしている部分には、歯ブラシを使うといいでしょう。

真鍮製ならば磨いても大丈夫な材質ですが、金メッキの仏具は磨くとメッキが剥がれてしまいます。磨き剤を使ってはいけない素材のものを掃除をする時には乾拭き程度にして、汚れが目立っている場合には液体の中性洗剤を薄めた水に浸して固く絞った柔らかい布で拭けば汚れが落ちます。

もしも、仏具の材質がよくわからないようでしたら、むやみに磨くのは危険ですので勝手に判断をせずに仏具店で聞いた方がいいでしょう。

神棚の掃除方法

ここまでは仏壇のお掃除について見てきましたが、最後に神棚のお掃除について見ていきましょう。神棚は手の届きにくい場所に置かれていることも多く、日ごろの掃除では行き届いておらず、ほこりが溜まってしまうことも多いです。神棚の多くには白木が使われていますので、神棚も乾拭きを基本にしてお掃除しましょう。

まずは、ほこりを払って乾拭きをしましょう。汚れがある場合には固く絞った布で水拭きをします。汚れがひどいようであれば、液体の中性洗剤を薄めた水に浸した布を固く絞ったもので丁寧に拭き、最後に乾拭きで仕上げましょう。

掃除が終わったら、紙垂、しめ縄、神幕、御簾などの神祭具は新しいものに交換しましょう。神札は新年のお参りの時に頂くようにしてもいいですが、出来るならば年内に神社から受け取り、大掃除をした後に神棚へ納めるようにしましょう。

また、昔から"一夜飾り"は縁起が良くないとされていますので、大晦日に慌てて準備をするのは避けるようにしましょう。

仏壇は先祖代々受け継ぐことが多いものですが、神棚はあまりにも汚れが目立つようであれば大掃除のタイミングで新しいものに取り換えた方がいいでしょう。

お役に立てましたか?
もしよろしければこの情報を友達とシェアしてください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

簡単にわかる生命保険の選び方
生命保険に毎月いくら支払っていますか? 保険料の見直ししてみませんか?
生命保険の保険料は、大きく分けて「貯蓄型」・「掛け捨て型」の2種類に分けられます。
それぞれの特徴と、メリットとデメリットをまとめてみました。